「びわの寺」命名の由来

≪びわの寺≫は2012年鎌倉市の保健所に登録済みの鍼灸院です。正式名称は「びわの寺鍼灸院」です。

日本に仏教が伝えられたころ、お坊さんたちは病気で苦しむ人にお寺でお灸を行っていたといわれています。かつてお寺は困っている人の相談にのったり、学校や病院の役割を担っていました。お寺は人が生きていくうえでのさまざまな問題に寄り添い、具体的に応えるところでした。医療とお寺は苦しむ人を「救済する」という同じ目的をもっています。ともに歩むことで本来の目的をより豊かに達成できるものなのです。病院の院は寺院の院からきています。≪びわの寺≫はかつてのお寺の在り方にならい「カウンセリング」「瞑想」「お灸」により苦悩する仲間として寄り添い、こころとからだの声に耳を傾けていきたい・・・そんな思いで鍼灸院名を「寺」としました。

ではなぜ「びわ」なのでしょうか?びわの木はインドや中国南部に自生するバラ科の常緑樹で古くから優れた薬効があることが知られていました。3千年以上前のインドの仏典『涅槃経』のなかでびわの木は最高の薬木として「大薬王樹」びわの葉は病気を癒して憂いをなくす扇「無憂扇」と記載されています。日本には奈良時代に仏教とともに伝えられました。当時のお寺にはびわの木が植えられ、お坊さんたちは仏教活動のかたわら病気で苦しむ人にびわの葉療法を行なったと伝えられています。びわの葉にアミクダリン(ビタミンB17)やエルムシンという薬効成分が含まれています。アミクダリンには強い抗がん作用があることが知られています。また、アミクダリンは体内で分解される過程で安息香酸という成分がつくられます。それには強力な鎮痛効果がありモルヒネでも止められないがんの痛みを和らげます。

≪びわの寺≫は「びわの薬効」と「お寺の精神」でココロとカラダ、そしてスピリチュアルな問題に対して根本的な救済をする・・・そんな大きな理想が込められています。でも「何屋さんですか?」ってよく聞かれます。鍼灸院なのに「瞑想」とか「リーディング」売っていたりするからアヤシイ感じがするみたいです(笑)そして私に対しては神経質で潔癖なイメージを持つ方もいらしゃいます。実はけっこう大雑把な人です。メルマガではぜんぜんアヤシクありません!と誤解も解いていきたいと思います。わたしの大雑把ぶりもどうぞお楽しみください(笑)何か尋ねたいことがあればメッセージもお待ちしています!